プロフィール
沙門宏幸
沙門宏幸
歌の伝道師でありたい・・・。そんな願いを胸に、一節一句、全魂込めて歌います・・・。芸名・沙門は“求道者”の意。歌の道は自分磨きの人間道です。そんな私は・・・
1954年生まれ、和歌山市は狐島出身。本名:萩野(旧姓奥村)博之。野崎小・河北中・星林高校を卒業。本名の私をご存知の方は、アレ!と思うでしょう。高校卒業後すぐに奈良に転居。関西大学卒業後、30年間、奈良で公立小・中学校の教壇に立っていました。専門は社会科。40歳を過ぎてから歌を学び始め、2008年に早期退職。歌を生業として新たなスタートをしました。目下、歌手・歌謡講師・カラオケスタジオ経営者として活動中。故郷・和歌山の皆様、長らくご無沙汰いたしましたが、奈良県香芝市から紀の川市に移りました。どうぞよろしくお願いします。
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ik_06

2015年01月21日

“歌”って何だろう?

“カラオケ採点機で100点を出すには”

朝の情報番組のテロップが目に飛び込んできた。

出したいとも思わないが仕事がら興味を引く。

局が総力を挙げてリサーチした結果がおおよそ次の通り。

◆出やすい機種…DK社のL○V○D○M。

◆出やすい歌…「君が代」「お正月」

◆マイクを近づけたり離したりすれば抑揚と見なされて効果的。 …etc

自己べスト83点の男性アナがチャレンジ。曲は「お正月」。
完全なる棒歌い。バイブレーションが苦手なのか語尾のロングトーンの時、みぞおちの辺りを手で揺すっていた。

それでも出た点数は96点強。100点は届かなかったものの自己ベスト13点更新。方法としては的を得ているのであろう。だが…

その程度の歌で出た96点や100点に何の意味があるのだろう。逆に言えば高得点を出すための歌に意味があろうか。

そんなに堅苦しく考えることはないと言われるかもしれない。その通り。でも逆に言えば大の大人が(テレビ局総揚げで)真面目に話題にしたり
追求したりする程のことではないと思うのだが…。

某カラオケ喫茶でお客さん全員(10人くらいいたかなあ)、採点にうち興じているのに出くわしたことがある。異様な光景だった。

順番が回ってきた。当然「採点切ってください」と。一瞬にしてシラケた雰囲気。「ええっ?」と言わんばかりのママさんの顔。

雰囲気を壊したら悪いので一曲で店を出たが、まるでD○○の器械を祀る宗教団体みたいな雰囲気だった。

“歌”は“訴う”が語源とか。喜怒哀楽、深くて大きな愛、時にはおどろおどろしい情念…歌詞にちりばめられた心の発露を歌い手が媒体となって訴える、それが歌ではないだろうか。そこにある微妙な揺れや乱れ、アンバランス…それが味ではないか。

歌唱の世界はどこまでもアナログ。デジタルとは相容れないと思う。   

Posted by 沙門宏幸 at 22:36Comments(0)