2015年08月06日
昭和歌謡史第5回
8/1(土)、新曲研究会&昭和歌謡史を語り歌う。県立図書館にて。
今回は1966(昭和41)年の“ビートルズの来日とその後の歌謡界への影響”がテーマ。
にわか仕込みでビートルズナンバーを2曲(「抱きしめたい」「イエスタデイ」) 歌った。概ね不評。(とくに岩橋氏には…。氏は日本武道館のビートルズ公演を生で見聞した約50,000人の一人)
ビートルズの影響は音楽的にはGSブーム、和製ポップス、フォークソングの隆盛へとつながっていく。私の中学・高校時代だ。
岩橋氏いわく「ビートルズと日本のGSの決定的な違いはオリジナルを自ら創るか否か。作詞・作曲をしてもらって歌うGSはただの歌謡曲。ビートルズのマネにすぎない」と。なるほど、さすが歴史の生き証人だ。
今回も大変勉強になりました。
今回は1966(昭和41)年の“ビートルズの来日とその後の歌謡界への影響”がテーマ。
にわか仕込みでビートルズナンバーを2曲(「抱きしめたい」「イエスタデイ」) 歌った。概ね不評。(とくに岩橋氏には…。氏は日本武道館のビートルズ公演を生で見聞した約50,000人の一人)
ビートルズの影響は音楽的にはGSブーム、和製ポップス、フォークソングの隆盛へとつながっていく。私の中学・高校時代だ。
岩橋氏いわく「ビートルズと日本のGSの決定的な違いはオリジナルを自ら創るか否か。作詞・作曲をしてもらって歌うGSはただの歌謡曲。ビートルズのマネにすぎない」と。なるほど、さすが歴史の生き証人だ。
今回も大変勉強になりました。
Posted by 沙門宏幸 at
17:11
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2015年08月06日
我が身を恥じて…
7月末のある日、昼下がりのこと。
いつものコンビニで、いつものようにコピーをしていた時。
となりの雑誌コーナーの前に立って何やら微笑みながらチラッチラッとこちらを見ている人がいた。歳の頃なら二十歳前後。
“コピーを待っているのか?”…手ぶらだからそうでもなさそう。
「?!」という感じで見返すとやはり微笑みながら、でも少し戸惑った様子で立ち去った。
怪訝な面持ちでコピーを続けていると今度は何か言いたげな様子でまた戻ってきた。
「何か?」と顔を近づけると
「隼平くんのお父さんですね。〇〇〇〇です。」と挨拶をしてくれた。隼ちゃんを知ってる人だとわかった瞬間、ホッとして「どこかで隼平くんと一緒なの?」と尋ねたら「ピュアで一緒です。」と答えが返ってきた。
すべて飲み込めた。隼平くんと同じピュア皆楽園を利用している人で僕の顔に見覚えがあるから挨拶してくれたのだ。
週に一度くらい隼平くんの着替えを届けにいくことがある。申し訳ないが僕はその人を覚えていなかった。無論言葉を交わしたこともない。
でも覚えてくれていたのだ。そればかりか見覚えがあるというだけでわざわざ挨拶までしてくれたのだ。
僕は自分が恥ずかしくなった。きっと余裕のない難しい顔をしていたのだろう。眉間に皺だったかもしれない。もしかすると睨んでいたかも…。何の屈託もなく挨拶してくれたのに。あぁ、恥ずかしい。
自分に問い直した。「立場が逆だったらあんなふうに挨拶できたか?」…おそらくできなかっただろう。偉そうな事を言い、偉そうな顔をしてるくせにそんなこともできないのだ。
その人が店を出て行くのを見て後を追った。車の運転席に乗ろうとしているお父さんらしき人に近づき、「ピュアでお世話になっている隼平の家族です。息子さん、挨拶してくれました。僕の方がお顔を覚えていなくて失礼しました。」
はじめ怪訝そうな表情をされていたお父さんの顔がほころんだ。後部座席に座っていた彼にもう一度「ありがとう」と言って別れた。
蒸せるような暑さの昼下がりだったが、心の中に涼風が吹き込んだ。
いつものコンビニで、いつものようにコピーをしていた時。
となりの雑誌コーナーの前に立って何やら微笑みながらチラッチラッとこちらを見ている人がいた。歳の頃なら二十歳前後。
“コピーを待っているのか?”…手ぶらだからそうでもなさそう。
「?!」という感じで見返すとやはり微笑みながら、でも少し戸惑った様子で立ち去った。
怪訝な面持ちでコピーを続けていると今度は何か言いたげな様子でまた戻ってきた。
「何か?」と顔を近づけると
「隼平くんのお父さんですね。〇〇〇〇です。」と挨拶をしてくれた。隼ちゃんを知ってる人だとわかった瞬間、ホッとして「どこかで隼平くんと一緒なの?」と尋ねたら「ピュアで一緒です。」と答えが返ってきた。
すべて飲み込めた。隼平くんと同じピュア皆楽園を利用している人で僕の顔に見覚えがあるから挨拶してくれたのだ。
週に一度くらい隼平くんの着替えを届けにいくことがある。申し訳ないが僕はその人を覚えていなかった。無論言葉を交わしたこともない。
でも覚えてくれていたのだ。そればかりか見覚えがあるというだけでわざわざ挨拶までしてくれたのだ。
僕は自分が恥ずかしくなった。きっと余裕のない難しい顔をしていたのだろう。眉間に皺だったかもしれない。もしかすると睨んでいたかも…。何の屈託もなく挨拶してくれたのに。あぁ、恥ずかしい。
自分に問い直した。「立場が逆だったらあんなふうに挨拶できたか?」…おそらくできなかっただろう。偉そうな事を言い、偉そうな顔をしてるくせにそんなこともできないのだ。
その人が店を出て行くのを見て後を追った。車の運転席に乗ろうとしているお父さんらしき人に近づき、「ピュアでお世話になっている隼平の家族です。息子さん、挨拶してくれました。僕の方がお顔を覚えていなくて失礼しました。」
はじめ怪訝そうな表情をされていたお父さんの顔がほころんだ。後部座席に座っていた彼にもう一度「ありがとう」と言って別れた。
蒸せるような暑さの昼下がりだったが、心の中に涼風が吹き込んだ。
Posted by 沙門宏幸 at
16:33
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